8: ◆XUWJiU1Fxs[sage]
2017/06/06(火) 00:37:32.38 ID:7zKxpJxVo
「でも……私も、自分の誕生日を忘れていたから、あいこだよ」
「えっ?」
「今まで親以外に祝ってもらうことがあまりなかったから……フヒッ」
「輝子……」
俺はアイドルになる前の星輝子という女の子の事を知らない。今でこそ彼女の前には人が集まってきているが、もし俺が彼女をスカウトしなければ。今でもキノコだけが友達だったのだろうか。リア充に対する怒りを正しく発散できる場所がなく、小さな体の中に全て溜め込んでいたのだろうか。
「パーティー、しようか」
「親友?」
俺はほぼ無意識のうちに口に出していた。
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