14:名無しNIPPER[saga]
2017/06/06(火) 00:25:13.59 ID:WImztSHAo
もちろん、美穂としては望まれれば膝枕をすることはやぶさかではないだろうし、きっと困り笑顔で受け入れるのだろうが、しかし今はそれどころじゃない。
エロ本を始末しないことには膝枕もなにもない。
膝枕をして読み聞かせる本がエロ本だったとしたら、世紀末極まる。
さて、と幸子は固まった状況を動かすべく、思考する。
挙動不審ながら美穂の動きには一定の法則がある。幸子が身体を動かせば、微妙に動く。一部の角度のみを遮るように身体をずらしていることがわかる。
机の上、つまりは本を隠している。
何かを読んでいるということは部屋に入ってきたときにチラッと見えたが、中身までは見えなかった。ということは見られたくないものを読んでいるのか。
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