星輝子「ぼっち・ばーすでー・とぅー・みー」
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7: ◆nIlbTpWdJI[saga]
2017/06/06(火) 00:05:53.24 ID:M0dxYweBo



――かどうかというタイミングで、ドアを激しく叩く音が聞こえた。

「ショーコッ! 起きてるんだろ! 出てこーいッ!!」
「輝子さん! 起きてるんでしょ! 出てきてください!」

何だ何だ!? な、何かやっちゃったのかな……!?
スリッパも履かずはだしのままドアに駆け寄った。

「な、なに……どうしたんだ……!?」

扉の外にいたのは、幸子ちゃんと美玲ちゃんだった。
慌てて問いかけると、外はねをぴょこんと可愛らしくとがらせながら、フフーンと自慢げな顔をして言った。

「やっと出てきましたね! カワイイボクを待たせるなんてどういうことですか! まあ輝子さんだから許してあげますよ! ああっ、心が広いボクもまたカワイイ……!」

「え、えっと……?」

「サチコ、ショーコが困ってるだろ! 早く本題に入れ!」

フードについた爪を尖らせながら美玲ちゃんは怒ったようにツッコミを入れる。
……ん? 本題?

「そ、そうでしたね! 輝子さん! 目をつぶってついてきてください!」

「い、いや……目を閉じてたら、着いていけないけど……だって見えないし」

「あっ」

「ええいもういい! ウチのフード被って足元だけ見てろッ! 手引っ張ってくぞッ!」




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