留美「ひとりぼっちは、つらいもの」
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5: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2017/06/04(日) 15:57:12.09 ID:TDkutjQC0
「可愛いですねえ……!」

「ネコチャンが可愛いのは当然にゃ!」

「………………ふふっ…………ペロも…………喜んでる……………………」
以下略 AAS



6: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2017/06/04(日) 15:57:50.04 ID:TDkutjQC0
「……ほっとけるわけないじゃない」

「うちじゃ飼えないけど、気持ちはわかる……これは抗えないわ」

 はじめは複雑な顔をしていたプロデューサーも、今やこの調子だ。
以下略 AAS



7: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2017/06/04(日) 15:58:20.02 ID:TDkutjQC0
「みくならこういう捨て猫を引き取ってくれるところも知ってそうだしね。任せるとしようか」

 保護猫カフェ、というものをプロデューサーも耳に挟んだことがある。

「殺処分は避けたいもの、あとでみくちゃんに聞きましょう」
以下略 AAS



8: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2017/06/04(日) 15:58:50.00 ID:TDkutjQC0
「はあ……ほんと可愛いわね……」

「ほんとですね……和久井さん、しんどくなったら言ってくださいね?」

「うん……ありがとうね、春菜ちゃん」
以下略 AAS



9: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2017/06/04(日) 15:59:19.85 ID:TDkutjQC0
「にしても、猫アレルギーはつらいにゃ……みくだったら死んじゃうにゃ」

「……留美…………?」

「ごめんなさいね……さすがにこれなしだとまずいから……」
以下略 AAS



10: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2017/06/04(日) 16:00:34.10 ID:TDkutjQC0
「そうですねえ……この子、この後どうしましょう?」

 事務所で飼うわけにはいかない。かといって自分で飼うこともできない。それなのに連れてきてしまった。

 冷えきって衰弱してしまうことを避けられたはいいが、後のことを考えていなかった。
以下略 AAS



11: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2017/06/04(日) 16:01:09.07 ID:TDkutjQC0
 猫の行き先のあたりがついたのはいいとして、問題は。

「はぁ……可愛い……くしゅん」

 おそらくマスクで防げるであろう限界を突破しかかっている留美を、どう猫から引きはがすか、だ。
以下略 AAS



12: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2017/06/04(日) 16:01:47.68 ID:TDkutjQC0
「うっ……もう少しだけ、もう少しだけお願い……」

 こうなると咳き込みだすのも時間の問題なのだが、それを自覚しているのかいないのか、いずれにせよなかなか離れる様子がない。

「Pチャン……?」
以下略 AAS



13: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2017/06/04(日) 16:02:13.25 ID:TDkutjQC0
 無情にも、その時はほどなくして訪れた。

「ゲホッ、にゃー……ゲホッゲホッ」

「留美さん、それ以上はまずいです」
以下略 AAS



14: ◆kqD/54aJTU[sage saga]
2017/06/04(日) 16:02:43.08 ID:TDkutjQC0
「はぁ……どうしてこうなのかしら……」

 手を洗ってうがいをして、さらにちひろが救護室から持って来た目薬と点鼻薬をさしたあと、レッスン着に着替えた留美は仮眠室に寝かされていた。

 服は洗濯されている。
以下略 AAS



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