11: ◆XUWJiU1Fxs[sage]
2017/06/02(金) 23:27:45.16 ID:msBbbnVco
「! プロデューサー……さん……」
「ま、まぁ。そういうことだからさ。少しの間、待っててくれよ?」
そう言って彼は小指を立てました。恥ずかしそうに背けた顔はほんのりと赤くなっていて、私もそれに倣って小指を立てます。まるでダンスレッスンみたい。目には見えなくても、確かに私たちは繋がっている。川の瀬の流れが速くて、岩にせき止められた急流が2つに分かれたとしても。いつかはまた、一つになる事が出来るのだから。
「はい、待っています」
「ありがとう、まゆ」
「あっ、でも。ほかの子を見ていたら……」
忘らるる身をば思はずちかひして人の命の惜しくもあるかな、ですよ?
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