雛月「戻ってよ……」
1- 20
7:名無しNIPPER[sage]
2017/06/02(金) 11:46:34.07 ID:VPQvh9xf0
悟が目を覚まさなくなったあの事件の日以来、私は、毎日の様に、悟の眠る病院へと通っている。
私ももう中学二年生、実に二年の時間が経過していた。
そんな私を見てか、ケンヤ君や悟のお母さんは私を心配しているようだった。

自分でもみっともないことくらい、わかってる。
きっと悟も、折角自分が救い出した私が、いつまでも同じ場所に踏み止まっているのを知ったら、喜ばない。
でも、私には未だに新たな一歩を踏み出せずにいた。
悟を置いて行くのが怖かった。悟を失うのが怖かった。私の中で、悟はそれだけ大きな存在だった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
30Res/10.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice