12:名無しNIPPER[saga]
2017/05/31(水) 21:43:47.33 ID:3uv3ojMy0
ある日、まゆはプロデューサーさんと
一緒に外を歩いていました。
「プロデューサーさんの血液型って、B型ですか?」
「そうだよ」
「まゆもB型、運命ですね…」
運命。ちょっと気恥ずかしい。
こんな言葉を簡単に使えるようになりました。
「いや、でも俺はRh−だから」
プロデューサーさんは顔を赤くして、そうはぐらかしました。
「まゆもマイナスです」
そう言ってまゆがにっこりすると、
プロデューサーはぷいと顔をそらしました。
こんな他愛のない会話もすべて愛おしかった。
でも、突然終わりがきました。
まゆとプロデューサーさんが、人混みの中で
スクランブル交差点を歩いていると、
人がこちらへ吹き飛んできました。
重トラックが、交差点で暴走していたのです。
飲酒運転。それを、私は後から知りました。
「まゆ、あぶない!!」
プロデューサーさんは私を庇って、トラックに轢かれました。
即死でした。
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