16: ◆VsKDZIx0tDcQ[saga]
2017/05/31(水) 16:32:37.10 ID:pDk4sywp0
サターニャの横顔が夕日に照らされて、なんかすごく綺麗だ。
結局、普通にデートを楽しんだだけだったな。
私が変に勘ぐりすぎた。
「サターニャ、なんで体力測定のとき、私のこと助けてくれたの?私、てっきりおまえに嫌われてるかと」
不意にあの日のことを聞いてみる。
それは私の意思とは無関係に物事の核心に迫る質問だと、言った後で気付いた。
「さあ、なんでかしらね。気付いたら身体が勝手に動いてたのよ」
サターニャは自分の考えを整理しているように、少し沈黙する。
それから何かを決意したみたいに私の方をまっすぐ見つめながら、続けた。
「私、アンタのこと、ガヴリールのことが好きなの」
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