12: ◆VsKDZIx0tDcQ[saga]
2017/05/31(水) 16:25:34.34 ID:pDk4sywp0
005
「あら、遅かったわねガヴリール」
待ち合わせ場所に着くと、そこにはすでにサターニャがドヤ顔で待ち伏せていた。
私は不意に驚いてしまう。
それはサターニャが自分より先に待ち合わせ場所に着いていたことではなく、サターニャの格好に対しての驚きだった。
「サターニャ……その格好」
「格好?ああ、適当に雑誌に載ってたのを選んで買っただけなんだけど、それがどうかしたの」
「いや、まあ、良く似合ってるなって」
「ぅえ、そんなの……と、当然でしょ!」
なんだろう、あんまりファッションのことよく知らないけど、なんかモデルさんみたい。
足とか細いし、私とはスタイルの良さが全然違う。
まあみんなで海に遊びに行ったときに気付いてはいたんだけど。
ていうか心なしサターニャの顔が赤い気がする。
バレないように見栄を張ってるけど内心喜んでるのかな。
「それじゃあ行くわよガヴリール!いざ映画館に!」
「おー」
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