提督「秋月、手を出してくれ」
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105: ◆DaDaZF1cqw[saga]
2017/06/10(土) 00:32:31.79 ID:B1htpwnCo

秋月「司令と初めてお会いしたのはこの波止場でしたね」

提督「ああ、懐かしいな」

秋月「渾作戦が成功してすぐに配属されてこの波止場で……もう一年なんですね」

提督「色々あったものだ」

秋月「はい……随分と長いようで、でもあっという間の短さでもありました」

秋月「それは、きっと楽しかったからなのでしょう」

提督「楽しかったか、そう思ってくれてたのなら嬉しいな」

秋月「実りがあったと言いますか、充実していたと言いますか、秘書艦に任命されていたのも大きいと思います」

提督「おうそうだな、秘書艦にした意味もあったというものだ」

秋月「……そういえば、どうして着任してすぐの秋月を秘書艦に? それまではずっと翔鶴さんだとお聞きしましたが」

提督「あー、そうだな……まぁその話もしなくちゃな」

提督(まあ、今か)

秋月「?」

提督「なんだ、その、な……秋月が来たときな、大規模作戦の後処理や色々でかなり滅入っていてな」

提督「新しく着任する艦との顔合わせはちゃんとするよう翔鶴に言われたから波止場に行ったわけだ」

秋月「疲労の様子は顔に出ていました」

提督「なんだ知られていたか、隠せてると思ってたんだが」

秋月「隈まで隠せる人がいたら驚きです」

提督「まあ、そうだな」



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