菊地真「少しの勇気を想いに込めて」
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13:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 04:21:58.71 ID:0pd4b6qCo




「わあ、これ可愛くないですか!?」

「えっ、いやそれはヒラヒラすぎないか?」

「えぇー、そんなことないですよ!」

「いや、真だったら…うん、こっちのがいい」

「むぅ……あ、でもこれも悪くないですね」

「だろう? 真は可愛いんだからそんなゴテゴテしたものよりもこれくらいが似合うよ」

「か、可愛い…えへへ……」

「真ー? おーい」

「うぇへへ…可愛い、プロデューサーが可愛いって……」

「はぁ……聞いてないな。まあ、この隙にこれ買ってこよう」






「あの……これ、本当に良かったんですか?」

「いいって言ってるだろ? いつも頑張ってる真にプレゼントだ」

「やった、ありがとうございますっ!」

「ああ、そんなに喜んで貰えるから良かった」

「うむむ、こうなるとボクもなにかお礼をしないといけませんね」

「真が喜んでくれたらそれでいいんだけどなぁ」
「それじゃボクがよくないです!」

「うーん……じゃあ、これからも時々それを着て俺に見せてくれよ。それがお礼ってことで」

「そんなのでいいんですか?」

「ああ、こんな可愛い真が見れるんだからな」

「も、もうっ! そうやってすぐ……」

「ごめんごめん。そんな怒ると可愛い顔が台無しだぞ?」

「〜っ!!!」

遂に耐えきれなくなり思わずプロデューサーをぽかぽかと叩いてしまう。恥ずかしいけれどそれでも幸せで、こんな時間がずっと続けばいいのに、と思った。






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