561:名無しNIPPER[saga]
2017/09/13(水) 21:08:23.91 ID:b36DU9ymO
騎士団長「もし……」
王女「?」
騎士団長「もし姫様が『戻られる』ことがあるのなら、私は貴方を守らなければならない」
王女「残念ですが、そんなことは有り得ーー」
騎士団長「証明出来ますか? そんなことは有り得ないと断言出来ますか?」
騎士団長「私にとっては貴方の存在ですら信じ難く有り得ないものなのです。ですから、私は信じられる」
王女「信じる?」
騎士団長「はい。有り得ないと思えるようなことも時には起こり得る。貴方の存在が正にそうです」
騎士団長「姫様は戻らないと言われようと、そんなことは有り得ないと言われようと、私は信じます。姫様は必ずや戻って来ると信じています」
王女「……そうですか。では、わたしからはもう何も言うことはありませんね……」
騎士団長「……さあ、行きましょう。真実を知る覚悟は出来ております」
王女「分かりました。では、参りましょうか。王が……あの者が、わたしを待っています」
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