485:名無しNIPPER[saga]
2017/08/31(木) 02:52:49.41 ID:h2abarDbO
戦士「惚れた女を離したくなかったのか?」
盗賊「それもあるかもしれない。でも、それだけじゃない」
盗賊「男は彼女の世界が変わり果てていることを知っていたんだ」
盗賊「何故か。実はその男、その世界の主に彼女を連れ出すようにと頼まれていたのさ」
盗賊「男がそれを告げると彼女は涙した。これまでの全てが嘘だったのか……ってね」
戦士「その男はどうした?」
盗賊「そりゃあ否定したさ」
盗賊「あれは本心だ。貴女と共にいたいという気持ちに嘘偽りはない。ってな」
盗賊「彼女は再び涙を流した。けど、それは先程とは全く違う色の涙だ」
盗賊「男は彼女の涙を見た時に決心した。彼女の為に戦うことを」
617Res/393.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20