392:名無しNIPPER[saga]
2017/07/17(月) 00:55:23.55 ID:1R/q2gQOO
騎士団長「報告書か。こんな街の警備兵にしておくには勿体ない程に勤勉だな」
警備兵「お褒め頂き光栄です。団長殿は彼女の付き添いを?」
騎士団長「うむ。あのような輩と二人きりにするわけにはいかんからな。今ならば問題ないだろうが」
警備兵「ということは、奴はまだ?」
騎士団長「ああ、未だ目覚めてはいない。姫様もいつになく思い悩んだ顔をしておられた」
警備兵「……そうですか。ところで彼女は何処に?」
騎士団長「医師の所へ送り届けた。今頃は奴の経過などを話していることだろう」
警備兵「一人で置いてきたのですか。この二日間、片時も離れずに護衛していたというのに」
騎士団長「今日もそのつもりではいたのだが、私が傍らにいると姫様の気が休まらないと思ってな……」
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