309:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 00:28:28.78 ID:/HbUbsMAO
【これまでのあらすじ】
王の秘宝、輪廻転生機。通称『輪転機』
輪転機を狙って王宮に忍び入った盗賊だったが、宝物庫で目にしたのは寝間着の女性であった。
状況を飲み込めずにいる盗賊に対し、彼女は自分が王女であること、探し求める輪転機が自分であることを告げる。
輪転機とは輪転器。王の力は器を変えて代々受け継がれているのだという。
「わたしを盗みますか?」
盗賊は面倒事になるからとその場を立ち去ろうとするが、駆け付けた騎士に取り抑えられてしまう。
暗殺未遂で処刑を言い渡された盗賊は独房へと入れられたが、さして気にすることもなく看守と談笑していた。
そこへ老人(魔王)が現れる。老人は看守に下がるように言い、盗賊に語り始めた。
「儂の体は長くは保たない」
王位継承の時は刻々と迫っており、この時期になると輪転器暗殺を企む輩が現れる。
何故にそんな話をするのかと問う盗賊に、今や王宮内部の者達は信用出来ないのだと言う。
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