4:名無しNIPPER[saga]
2017/05/26(金) 01:25:47.08 ID:75Z9akeZ0
ーー中からオレくらいの身長の奴が飛び出してきた。かなり力を入れていたらしく、オレが手伝ったせいでそのまま態勢を崩したらしい。
「いたたた……悪い、驚かせたな」
「うぅ……いえ、開けてくれてありがとうございます……」
ーーそいつは自身の額を撫でながら、苦しそうに呻く。
ーー同い年くらいの見た目だ。見覚えはない……いや、どこかで。
「お前、【橘ありす】か?」
ありす「え? ……どうして私の名前を?」
「やっぱりか。いや、見たことあるだけだ」
ーー橘ありす。
ーーオレと同じジュニアアイドルで、その人気はかなり高い。オレも負ける気はないし、負けている気もしないが、同い年としては十分にライバルと呼べるだろう。
ーー……と、Pの奴に勝手にライバル認定されていた奴だ。
晴「オレは【結城晴】だ。……あー、知ってるか?」
ありす「結城……晴……あ、はい。私のPさんが、同い年で接戦しているアイドルがいると言っていました。ライバルだとかなんとか」
晴「……裏で繋がってじゃねーかな」
ありす「はい?」
晴「なんでもねー。とりあえず、ありすは「橘です」」
ーー……ん?
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