10:名無しNIPPER[sage]
2017/05/25(木) 23:41:44.18 ID:FJ75OzKBo
「中もな、凄いぞ?」
パカリ。扉を開けて、フリフリの沢山ついた衣装をテーブルの上に出してやる。
まゆが「ぴぃ〜!」と感動の声を上げる。どうやらお気に召したらしい。
ケージの鉄柵の間から、必死に腕を伸ばす姿がいじらしい。
ほれほれ頑張れ、あと少しで服まで手が届くかもしれないぞ?
「ぴ! ぴっ! ぴ〜!」
しかしどれだけ腕を伸ばそうと、その頬を柵に押しつけようと、まゆの手が服に届くことはついに無かった。
俺は「残念だったな」と意地悪く笑い、まゆのおでこを指で押した。
ぺたり、その場に尻もちをつく。涙目になっているのが俺のゲスな欲望をほどよく満たす。
その晩はコンビニ弁当を二人で食べた。
汚れた肌着を無理やり脱がし(抵抗激しいのは羞恥心があるからだろう)代わりにパジャマをくれてやった。
「ぴー」
ティッシュの代わりに肌触りの良いタオルを渡す。薄桃色のパジャマ姿でくるまるまゆ。
とろんとした瞳を向けられながら、俺は(ベッドもいるな)と考えていた。
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