北方「イコ! チェイス!」チェイス「ああ」貴虎「2スレ目だ」
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168:シグナルイロハ ◆3.K/vgceb.[sage saga]
2018/01/30(火) 22:30:58.09 ID:Xpzr6bHa0




「勝ったんだね、チェイス……」


 黄昏色に染まり始めた空を見上げながら北方棲姫は呟く。と、なぜか視界が歪む。違和感を探ろうと目をこすると、彼女のミトンが濡れている。自覚してからは止まらなかった。

 





 突然やってきた蛮野に力を奪われたこと。仲間を人質に取られ、改造されたこと。妖精さんたちに辛い思いをさせたこと。自分たちの妹分のような存在と戦わなければならなかったこと。



 全部全部、終わったのだ。人の目を気にせず、とめどなく泣いた。立っていられず、ホッポガンナーも取り落とした。周りにいた艦娘たちが何事かと焦っているようだが、北方棲姫は気づいていない。と、にわかに辺りが静まり返る






「……泣くな、北方」



心地良い安心感を与える低い声。誰かが近づいてくる。涙で歪みきった視界の端に、紫色がちらついた




「人が帰ってきたとき、どういう挨拶をすればいいのだったか、北方?」





 彼女の頭に大きな手が載せられ、撫でられる。たくさんの命と北方棲姫の心を守った、大きな大きな手。ミトンで視界を歪ませる涙を拭い、彼女は彼の胸に飛びついた




「おかえり、チェイス!」







終わり


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