森久保乃々「これだけは無理なんですけどぉ!!」
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55: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/05/28(日) 21:13:57.70 ID:IavW4Xih0
それからふたりは、ゆきのひもかみなりのひも、くらいひもつめたいひも、ずっとすわりつづけました。
「もっといきたいところがあるんだよね?ぼくはもうダメかもしれないんだ。だから、きみだけでたびをつづけてくれないかな?」
「むりです。わたしは、ただたびをしたいんじゃなくて、あなたといっしょにたびがしたいんです。」
「どうして、ぼくといっしょにたびがしたいの?」
「すきだからです。ことばにできないくらい。りゆうもいらないくらい。」
おんなのこは、たびをつづけるあいだに、たびびとさんのことがだいすきになっていました。たびびとさんは、はずかしそうにかおをあかくしました。おんなのこは、はずかしそうにかおをふせました。
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