森久保乃々「これだけは無理なんですけどぉ!!」
1- 20
54: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/05/28(日) 21:13:16.54 ID:IavW4Xih0

 でも、たびのとちゅうには、つらいこともいっぱいありました。でも、おんなのこは、つらいことにきがつきません。だって、たびびとさんがいつも、おんなのこのぶんも、つらいことをぜんぶ、ひとりでしてくれていたからです。

 だんだんと、たびびとさんのげんきはなくなっていってしまいました。だんだんと、たびびとさんのかおは、かなしくなっていきました。

 あるとき、たびびとさんは、ひとりすわりこんでしまいました。まるで、かつてのおんなのこのように。

 「さそったのにごめん。ぼくはちょっとつかれちゃったんだ。すぐにおいつくから、さきへいってくれないかな?」たびびとさんは、ひざをかかえてうずくまります。

 「むりです。わたしはさきにいきません。」おんなのこは、たびびとさんのとなりにしゃがみました。

 「あなたといっしょにいけるまで、わたしはうごきません。」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
65Res/48.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice