森久保乃々「これだけは無理なんですけどぉ!!」
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54: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/05/28(日) 21:13:16.54 ID:IavW4Xih0
でも、たびのとちゅうには、つらいこともいっぱいありました。でも、おんなのこは、つらいことにきがつきません。だって、たびびとさんがいつも、おんなのこのぶんも、つらいことをぜんぶ、ひとりでしてくれていたからです。
だんだんと、たびびとさんのげんきはなくなっていってしまいました。だんだんと、たびびとさんのかおは、かなしくなっていきました。
あるとき、たびびとさんは、ひとりすわりこんでしまいました。まるで、かつてのおんなのこのように。
「さそったのにごめん。ぼくはちょっとつかれちゃったんだ。すぐにおいつくから、さきへいってくれないかな?」たびびとさんは、ひざをかかえてうずくまります。
「むりです。わたしはさきにいきません。」おんなのこは、たびびとさんのとなりにしゃがみました。
「あなたといっしょにいけるまで、わたしはうごきません。」
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