森久保乃々「これだけは無理なんですけどぉ!!」
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49: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/05/28(日) 21:07:23.91 ID:IavW4Xih0

「あの…これ…」

 赤い目の乃々ちゃんは、おずおずと手に持った紙袋を差し出した。中を見ると、ノートとハンカチと、可愛くラッピングされたクッキーがあった。

「その…口に合うといいんですけど…。」

「今、食べてもいい?」

「あ、はい…。」

 丁寧にラッピングからクッキーを取り出し、口に入れる。甘く、優しい味がした。さっきおじさんからもらったコーヒーがあったな。無駄にするのももったいないし、このクッキーに合わせて飲もう。

 よく振ってから開け、クッキーを少しかじった後にコーヒーをすする。

「…。」

「ぷ、プロデューサーさん?なんで泣いて…」

「…ははっ。」

 コーヒーはしょっぱかった。




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