森久保乃々「これだけは無理なんですけどぉ!!」
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27: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/05/24(水) 21:52:52.44 ID:+HFze8z+0

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 あれから時間は過ぎて、夜。

 ノートを読んでもらって、その後の打ち合わせも終えて、今私は寮の自室に居ます。ベッドに横たわり、胸にはノートを抱えて、今日の昼のことを思い出します。

『すごい面白い!』

 あの言葉を思い出す度に頬が緩みます。今持ってるこの13冊目の絵本ノートだけじゃなく、これまでの絵本ノートも読んでもらいたいな、そしてまた面白いって言ってもらいたいな、なんて思っちゃったりもします。

 次見せるとしたらどれがいいだろう?一番自信のある7冊目がいいかな?最近描き終えた12冊目がいいかな?もういっそのことこれまでの全部見てもらおうかな?いやでもプロデューサーさんも暇じゃないだろうし…。

 ボフンと寝返りをうち、あのときのプロデューサーさんの言葉を思い出します。

『人って、自分が持ってない何かを持つ人に憧れるもので…』

 …確かに、そうかもしれません。それは私が身をもってよく知っています。




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