ハリーポッターと機関銃
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18:名無しNIPPER[saga sage]
2017/05/30(火) 23:51:04.25 ID:v8lepwtm0
少し感傷的になった時にエスペランサのいるコンパートメントの扉が開いた


???「ここ空いてるかい?」


見れば青白い顔をしたブロンドの髪の少年が立っている

その後ろには、ブロンドのボディガードのようにしてゴリラを人間にしたような少年が二人立っていた

エスペランサ「ああ。いいよ」

ゴリラを二匹入れたらコンパートメントがだいぶ狭くなりそうだったが、とりあえず了承することにした



全員が座ってから自己紹介をはじめる

エスペランサ「俺はエスペランサ・ルックウッド。国籍は英国だけど訳あって中東のほうにいた。特技は銃の分解結合」

???「?? 僕はドラコ・マルフォイ。マルフォイ家と言えば君もわかるだろう?聖28家に記された正当な血統の」

エスペランサ「ああ。こっちじゃ血統を重んじる風潮があるんだったな。オッケー。覚えた。マルフォイだな」


教養がないとやっていけないと思い、彼は英国魔法界の風潮などについて予習をしていた


マルフォイ「こっちがクラッブとゴイルだ」

「「………………」」

(無口なゴリラ1号と2号か。重戦車みたいだ)

マルフォイ「ルックウッド家と聞いてすぐわかったよ。ルックウッド家と言えば由緒正しい血統だ」

エスペランサ「たぶん人違いだ。親についての記憶は曖昧だが、俺は魔法とは縁のないところに居たからな。まあ、実際のところマグル出身か魔法族出身かも不明だ」

エスペランサ(こいつ、俺がマグル出身かもしれない可能性を提示したとたんに侮蔑したような表情をしやがった。しかし、このブロンドの目から感情を読み取ることは出来ない。心を閉ざしているのか?)

 彼は長い間特殊な環境に身を置いていたため目からその人間の感情を読み取るのが得意となっていた
   
 ダンブルドア曰く開心術というらしい
   
 目から読み取れる感情の変化から敵兵の動きを予測し、生き抜いてきた過去もある
   
   
マルフォイ「君もホグワーツに入校するのなら家柄と血統については知っておくべきだ。もっとも、マグル出身は入校するべきではないと思うがね。マグル出身の入学を許すダンブルドアには父上も閉口しているよ」

エスペランサ「父上?」

マルフォイ「ああ。僕の父上はホグワーツの理事長をしていてね。魔法省でも発言権を持っている。あのコーネリウス・ファッジでさえ………」


それから十数分間、エスペランサはマルフォイ少年の自慢話に行き合わされる羽目になった




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