82:名無しNIPPER[saga]
2017/05/30(火) 23:14:26.79 ID:yv3CM1f/0
今日は少し日差しがきつかった。
駅の構内のベンチで涼んでいたら、千歌ちゃんが太陽より眩しいと言っても過言ではない笑顔で、手を振っていた。
「千歌ちゃん、今、何時何分でしょう」
「はい! 待ち合わせから30分程経っております!」
「分かってるなら何か言うべきことがあるわよね?」
「ごめんなさい!」
悪気が無さそうなのに、精一杯頭を下げる千歌ちゃん。
こういうのが一番性質が悪い。怒るに怒れない。
「もお、いいわよ。言い訳は、電車の中でじっくり聞かせてもらうから。それより、早く! 電車遅れるわよ」
あれ。
デジャブだわ。
そっか、曜ちゃんも遅れて来たんだっけ。
さすが幼馴染。そんな所、似ちゃうのかしら。
148Res/108.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20