32:名無しNIPPER[saga]
2017/05/26(金) 22:21:24.26 ID:av2K3aJf0
「あ……もしかして、曜ちゃん、デートしたいの?」
私の視線の先に気付いてしまった梨子ちゃんがにやにやしながら言った。
「え、違うよー。まだ、私には早い早い! さ、うどんが食べたい気分になってまいりましたので、うどん屋にゴー!」
青空に向かって拳を上げて、私はさっさと歩き出す。
「ちょ、曜ちゃん待って」
「ほら、捕まえてごらん梨子ちゃん」
「それは、恋人岬についてからにして」
「え、やるの?」
「やる」
「うっそ……」
そんな予行練習いらないと思うんですが。
梨子ちゃんは大真面目な顔で、
「他にも、壁クイとかもにょもにょ……」
「え、なんだって?」
だんだん俯いていく梨子ちゃん。
「なんだっていいでしょ」
「練習相手、私なんだけど……」
「いーの」
148Res/108.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20