森久保乃々「ええっ。もりくぼ以外、もりくぼじゃないんですけど」
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49: ◆t6XRmXGL7/QM[sage saga]
2017/06/12(月) 23:32:28.15 ID:Slcx/zS50
……途端、寒さが私を襲いました。緑だと思っていた芝生には霜が降り、白色になっていました。
すかさず綿の実から靴下と靴を編んで履きました。ついでに空を羽織って紺色のコートを着込みます。

4匹の小さい火の小鳥をすぐ呼んで、森久保の周りを飛んでもらいます。

それでも寒さは厳しくて、足の動きもなぜか鈍いままでした。おかしい。もりくぼの森では、もりくぼは最強なのに……
火の小鳥を使役して霜を溶かしても、溶けたそばからすぐに凍りついていく芝生たち。
それどころか吹いてくる風に白くちらつくものが混ざり始めました。
もりくぼは昨日みたいな春の野原は諦めて、おとなしく雪原を自分なりに楽しむことにしました。

冬の森と山だって、なかなかいいものです。吹雪に手を当てて、
そこから一枚の紙をつまむように手を動かすと、雪と同じくらい白いマントが現れました。

さらにマントを雪に埋めて形を整えて……ソリの完成です。

ぴぃっ、と指笛を吹くと、雪からぼごっと現れたのは真っ白な2匹の狼。
もりくぼは彼らに指示して、ソリを引いてもらうようにお願いしました。


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