57:名無しNIPPER
2017/05/23(火) 00:41:03.77 ID:3yW0eUUc0
「“岡崎の言うことをよく聞いて、レッスンをがんばるんだぞ”。俺はそう言ったよな」
薫ちゃんは、ゆっくり頷きました。
「それと、“せんせぇに嘘はつかない”って薫は言ってくれたよな」
Pさんがそう尋ねると、薫ちゃんは声をあげて泣き出しました。
それ以上Pさんは薫ちゃんを追及せず、彼女を優しく抱きかかえました。
「俺は怒っているわけじゃないだ。ただ、少し悲しい。分かるだろ、薫。
お前に嘘をつかれるとつらいんだ」
Pさんは薫ちゃんを宥めながら、レッスンルームの出口まで彼女を抱えて歩きました。
私も同じように叱られたのを思い出して、昨日の気持ちはどこへやら、薫ちゃんに同情しました。
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