【咲-saki-】洋榎「穏乃ー、飲みいくでー」 穏乃「うーい」
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101:名無しNIPPER
2017/05/31(水) 22:47:41.87 ID:+Chr4JPqo

泉「そ、それでどうなったんですかっ」

美幸「…で、私が卒業して仕事に就いて…澄子の卒業が決まった頃からかな。澄子が私と距離を取りだして」

泉「え?」

美幸「最終的には『別れてください』って言いだして。訳わかんないよね」

竜華「何で!?」

美幸「だから問い詰めたの。そしたら、実家から『お見合いしろ』って連絡が来たって」

浩子「お見合い…」

泉「なんかドラマの話や」

洋榎「THE・旧家って感じやな」

美幸「この場合のお見合いって、ほとんどイコールで結婚、だからねぇ…少なくとも家には連れ戻されるし」

美幸「あの子、気が小さいし押しに弱いし、しかも親に逆らったことなんて一度も無いもんだから…」

穏乃「それで悲観して美幸さんとの関係を諦めようとしたんですね」

竜華「せつないわぁ…」

美幸「結局、澄子を大学まで出したのだって、知識と教養を身につけたことを示す『だけ』の為で…」

美幸「あとは『家の為』にお見合いして、結婚して、家を継いで…」

美幸「まぁ、そんな風に『用意してあった』ってわけ」

穏乃「…それは…」

泉「それで、そのあとは…!?」

美幸「で、狙い済ましたみたいに私にも縁談の話が持ち上がってね」

美幸「その頃には、澄子の家の人も何かと理由をつけて会わせてくれなくなったし」

泉「…ホンマにドラマみたいや」

美幸「笑っちゃうよねぇ。私を見くびるなっての。もー」

美幸「あたしはその時に、そんな『家』ってやつに心底嫌気が差したわけ」

美幸「長年溜まってた鬱憤が爆発したのかもねー」

浩子「…で、駆け落ちですか」

美幸「そ」



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