島村卯月「ご注文は?」
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78: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/26(月) 00:00:56.32 ID:0xEoGNoO0


文香「……なるほど。では、日本語も普通に話せるのですね」

美波「それが、話すのはちょっと苦手みたいで。だから、私が色々と教えてあげてるんだ」


美波は笑みを浮かべ、とても楽しそうにアーニャについて語っている。

そしてそれを聞く文香も、だんだんと心が温かくなっていた。


美波「なんだか妹が出来たみたいで、すごく嬉しいのっ」

文香「妹……たしか、美波さんには弟さんがいましたよね?」

美波「あ、うん……でも、今はもう、いないから」


そう呟き、遠い目で窓の外を見つめる美波。

それを心なしか、白い目で見つめる文香。


文香「……美波さん、その言い方は誤解を生むと思うのですが」

美波「だってあの子、全寮制の高校に入っちゃったから、全然会えなくて……だからその分も合わせて、たくさんアーニャちゃんを可愛がるんだ♪」

文香「……そ、そうですか」


美波を見つめる文香の頭には、ブラコンとシスコンの2単語が浮かんでいた。




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