48:売人 ◆FV6k3rGkQc[saga]
2017/05/21(日) 14:36:00.77 ID:iv3lDJIv0
「なんのことですか?父からは何も預かっては…」
"間違いなくコイツだ。コイツには隠さないといけない"
そう確信した昴は何事もないように装い返答したが。
「嘘つくやな。あんたは確かに預かってるやろ?俺に嘘は効かへんで」
「ですから預かりものってなんのことですか。私は知りません。警察呼びますよ?」
(強気にいかないと。こういうのは一度調子に乗ったらタチが悪い…)
「そうかいな。でも俺は見てたで。風都駅であんたが箱を抱えて家に向かってたのな」
「えっ…」
昴の父親が風都駅に隠しものをしていると、目くじらを立てて男は監視をしていたのだ。
そして予想通り昴が隠しものを見つけてしまった。
すでに男に全容が見透かされていたのだ。
「渡してくれへんか?なあになんもせえへん。大人しく渡してくれたらな?」
「い、いい加減にしてください。なんのことか知りません!」
「ああそうかいな。なあ親父さんから預かったものってこれのことちゃうか?」
男がポケットから取り出したものはUSB状の奇妙な機械…ガイアメモリだった。
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