ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/05/22(月) 20:29:53.21 ID:MYbWWDhUo
サキ「というと?」
古泉「一つは僕らの知っているとおり、閉鎖空間と神人を生み出す能力。
そしてもう一つは、どう表現したらいいのか迷うけど、
現実に合わせて自分を変えられる能力、とでも言ったらいいかな」
サキ「それって……誰でも多かれ少なかれ、そうしてるんじゃ」
柊さんは頷いて、
古泉「現実を受け入れる、ということだね。
彼の場合、状況を判断して、自分がどうすることが必要か判断したぶんだけ、
それができるようになるんだ。それも、無限のキャパシティをもって」
サキ「つまり、自分のやりたいことは何でもできる……」
古泉「いや、あくまで、彼自身が、本人の意志次第で、
制限なしの可変の対象であるという意味に限定される」
サキ「どっちも同じで問題ないじゃないですか」
柊さんは苦笑しながら言った。
古泉「大ありだよ。現実を根本から覆したり、新たに創造したりするのではないから。
一くんにはそこまでの力はない。
それに、生まれながらと言ったけど、
最初彼は、閉鎖空間を生み出し、神人を暴れさせることしかできなかった。
というより、子どものころある日、自身の生み出した閉鎖空間に迷い込んで、
神人に踏みつぶされそうになっていたんだ。
駆けつけた僕ら、機関の能力者が彼を助けたけどね」
懐かしそうな目で言う。
サキ「一さんが閉鎖空間に迷い込んだんですか?」
古泉「そう。思えばこの時すでにもう一つの能力の片鱗を見せていたのかもしれない。
しかし、それ以降何度も閉鎖空間を発生させては、
神人の破壊行動に巻き込まれて、必死に逃げ回っていたんだ。
無意識の暴走に自分自身が危険にさらされて、
彼にとって悪夢のような日々だったに違いない。
なぜこんなことになるのか、本当に理解するまではね。
それはずっと後で、閉鎖空間の空も、今と違って灰色だった」
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