ハルヒ「古泉くんの子どもだったらあんな放蕩息子に育ってないわよ」
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116:名無しNIPPER[saga]
2017/05/31(水) 19:29:34.71 ID:LYacroRjo

わたしの錯覚?
いや、確かに目が眩むようなまっ白い光がわたしから放射状に広がるのが見えた。

サキ「そう。……でもわたしにもよく分からない」

一さんは小さく息をついて、

一「まあ、そんなとこだろうと思ってたけど」

わたしに目を戻し、

一「これから先、君から半径300メートル以内で発生する閉鎖空間については、
  無視してくれ」

は?

一「あれだけの規模の情報爆発の中心にいた人物なら、
  連中の興味を引くのに十分だったみたいだ。あとは今までどおりで」

サキ「あ、ああ……何か余計な面倒増やしてしまったみたいで……」

一さんは真顔になって、

一「何言ってる。君はあの場にいた人全員の命の恩人なんだぜ。
  俺の方は一人二人増えたって変わりゃしないさ」

そう言われると幾分心が軽くなるけど。

サキ「……最強も色々大変ね」

一「あのね、何聞かされたか知らないけど……まあいいけど。一つ言わせてもらえれば、
  強さなんて相対的で、価値観によってころころ変わるもんだよ」

パラパラを踊るみたいに腕を伸ばしたり曲げたりしながら話す。

サキ「そうね。わたしにとっての最強はおばさんかしら」


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