468: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/06/23(金) 22:48:50.63 ID:7Kx31DSxO
大石『ははあ…そうですかぁ…』
赤坂「…」
大石『私達、とんでもない人とお関わりになってたんですねぇ』
赤坂「…そんな悠長な…」
大石『赤坂さん。貴方、お子さんが産まれたんですって?』
赤坂「え?…え、ええ…」
大石『…おめでとうございます。一度、顔を見てみたいもんですなぁ』
赤坂「…」
大石『…私は独り身ですから。これから一生拝めませんからねぇ』
赤坂「…」
大石『良いですか?赤坂さん』
赤坂「…」
大石『確かに、上司に逆らってまで自分の意思を貫き通すのは、決して間違っていることではありません。…事実私もそうしてきました』
赤坂「…」
大石『ですが、今貴方には二人。本当に守らなければならない存在がいらっしゃる。違いますか?』
赤坂「…」
大石『聞こえは良いでしょう。…が、私は賛成出来かねますなぁ』
赤坂「…」
大石『これは警察官としてのアドバイスではありません。人生の先輩としてのアドバイスです』
赤坂「…大石さん…」
大石『…その証拠書類、とやら。まだお持ちでしょう?』
赤坂「…え?」
大石『それは貴方が持つには重過ぎる荷物です』
赤坂「…!!」
大石『私が預かりましょう』
赤坂「そんな…!」
大石『なぁに。どうせ「ただの紙」数十枚。証拠じゃないなら貰っても良いじゃありませんかぁ』
赤坂「しかし!これは…!」
大石『…私もね、いい加減成仏したいんですよ』
赤坂「…!」
大石『このままじゃ、私は一生雛見沢に束縛されてしまいます』
赤坂「…」
大石『…ご面倒はかけませんよ。ただ、その捨てる紙を再利用するだけです』
赤坂「…」
大石『私の生き霊。いい加減消させてくれませんか?』
赤坂「…大石…さん…!」
…。
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