333: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/06/10(土) 00:30:23.74 ID:uQrDoXrNO
…。
……。
鷹野「…」
小此木「…あーあ。どうするんです?根城がやられちまいましたぜ?」
鷹野「…怪我人は?」
小此木「ま、奇跡的に俺一人ですかね。頭ぶん殴られちまった」
鷹野「…そう」
小此木「そうじゃなくて。このままじゃ必ず園崎の耳に入ると思いますがね」
鷹野「…止まれないのよ。私達は」
小此木「…まあこっちも金貰っちまった以上、任務は遂行しますよ」
鷹野「なら、分かってるでしょう?」
小此木「…あー…はいはい。おい。聴こえてるか?こちら小此木。どうぞ」
『小此木隊長。どうされましたか?』
小此木「アジトがやられた。もう構うことはない」
『…』
小此木「死因なら後で考える。ちょいと予定が早まったが、決行だ」
『了解』
小此木「…」
鷹野「たかが村単位のヤクザがプロの精鋭部隊とやり合うだなんて、言ってくれたものよねぇ」
小此木「あんまアテにせんで下さいよ。あっちだって丸腰じゃねえんですから」
鷹野「数なら負けてるかもしれないけど、貴方達なら一人で五人くらいの戦力にはなるでしょう?」
小此木「こりゃまた買い被っちゃって…」
鷹野「…狙いは、古手梨花。それ以外は殺しなさい。全て」
小此木「はいはい。…女子供もいるんじゃないですか?」
鷹野「構わないわ。全員殺しなさい。元々そういう予定なんだから」
小此木「そうでしたっけねぇ…では、「アレ」は?」
鷹野「準備しておいて。万が一にも生存者は出してはいけない」
小此木「はいよ。…まるでゴキブリ扱いですねぇ…」
鷹野「…うるさいわよ」
小此木「おお怖い怖い。じゃ、俺らの本業と行きますかねぇ…!」ポキポキ
鷹野「…お爺ちゃん…」
小此木「…」
鷹野「見ていて下さい…」
小此木「…」
鷹野「私が、神になるその瞬間を…!!」
第12話 終
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