287: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/06/06(火) 22:09:16.56 ID:tHBc7zmLO
鷹野「…小此木…」
小此木「撃つのは結構。しかしサイレンサーも付けずに撃てば流石に響きますぜ」
富竹「…」
小此木「それにアンタの腕じゃもっと近くねえと、な」
鷹野「…それで、何の用かしら…!」
小此木「タイムリミットとか言ってる割には、随分待たせるもんですから。気になって覗いたらこうなってましてねぇ」
鷹野「…」
富竹「…」
鷹野「…ジロウさん。どうして応えてくれないの?」
富竹「君が間違った事をしているからだ」
鷹野「…」
富竹「僕らが目指していたものは、雛見沢症候群の研究、治療法のはずだ」
鷹野「…そんな悠長な事を言ってるから…打ち切られるんじゃない」
富竹「だから、無理矢理死なせて雛見沢症候群を立証したいのかい?」
鷹野「そうよ!!じゃないと…!」
富竹「…君は僕にも、誰にも過去をほとんど語らなかった」
鷹野「…」
富竹「…それは多分、君がそうなった理由のせいなんだろう」
鷹野「…」
富竹「教えてくれないか?どうして君がそこまでこだわるのかを」
鷹野「…」
小此木「…鷹野さん。時間ですぜ」
富竹「…」
リナ「…」
鷹野「…貴方は、どれだけ私が仲間に引き込もうとしても、首を縦に振らなかった」
富竹「…」
鷹野「どれだけ肌を重ねても。貴方は応えなかった」
富竹「…」
鷹野「…残念だわ」
富竹「…!」
鷹野「小此木。準備に取り掛かって」
小此木「はいよ」
リナ「…ここまで…か」
富竹「なッ…!!」
リナ「…礼奈ちゃん…」
小此木「ほら行くぞ。立ちな」
リナ「…ごめんね…」
富竹「…!クソッ…!!」
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