264: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/06/02(金) 22:31:36.18 ID:V45dP1CmO
富竹「…」
リナ「…」
富竹「…静かになったね」
リナ「…」
富竹「きっと、鷹野さんが来たんだ」
リナ「…じゃあ、アタシもアンタも、ここまでってことね」
富竹「…随分、冷静じゃないか」
リナ「…逃げられないと分かってたら、諦めもつくわよ。人間」
富竹「…どうして諦めるんだい?」
リナ「身動き取れないように拘束されて、周りは敵しかいない。助けが来る保証は無し。どうするっていうの?」
富竹「…」
リナ「舌でも噛み切ってやろうかって思ったけど、結局あの女の欲しがってた死体になるだけ。…それにいざやろうとしたって、そうそう出来るもんじゃないわ」
富竹「…きっと、レナちゃんが事情を察してくれるよ」
リナ「アタシがあの子とあの子の父親に何したか分かってるんでしょ?」
富竹「…それでも」
リナ「でももクソもないわよ。裏切られたって、そう思ってるわよ。きっと」
富竹「…」
リナ「アタシみたいなゴミ屑はね、こういう結末がお似合いなのよ」
富竹「…その歳で、そんな事を思っちゃダメだ」
リナ「アンタみたいに真面目に人生歩んでないのよ。こっちは」
富竹「…」
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