167: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/05/26(金) 21:32:05.41 ID:okCOm2oLO
リナ「それでね。お店で働き出した時にたまたま目をつけたガラの悪い、金髪のオッさん…鉄平に話をしたの」
チェイス「北条鉄平とは、そこで関係を持ったか」
リナ「…うん。特別な関係、じゃない」
入江「…」
リナ「…ある程度ボディーガードになってくれて、金にがめつくて、それでいていつでも切れる関係」
梨花「鉄平は、どんな感じだったのですか?」
リナ「…少し渋ったけど、了解したよ。…金に困ってそうだったし」
チェイス「…」
梨花「…それで、今は鉄平からも逃げているのですね」
入江「…つまり、貴方は途中で園崎への上納金を独り占めしたわけですね?」
リナ「…」コク
チェイス「…それでいて、敢えて近くにいることで疑いをかけられないようにした」
梨花「その一番丁度良かったのが、竜宮家なのですね」
リナ「…」コク
入江「…」
リナ「でも、そのせいで竜宮さんの無駄遣い癖は悪化した。とんでもないくらいに」
梨花「…」
リナ「…ついでに竜宮家の財産も取ってやろうと思ったけど、やめたわ」
梨花「?」
リナ「このままじゃ無くなるのもそう遠くないなって思って…」
入江「…それは、どういうことですか?」
リナ「…これだけやっておいて、何だけどさ…」
チェイス「…」
リナ「あの人、アタシがあの家に来て一番初めに買ったグラスを凄く大事そうにしてたんだ」
梨花「?」
リナ「それをつい割っちゃってね。…必死にかき集めながら悲しんでる姿を見て、思ったのよ」
入江「…」
リナ「…哀れだな…って」
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