55: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/15(月) 20:06:27.43 ID:yDTGVauQ0
少し離れた所からは、奈緒ちゃんと凛がこっちを見ていた。
奈緒「か、加蓮が美嘉に身をゆだねてるぞ……」
56: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/15(月) 20:08:36.04 ID:yDTGVauQ0
美嘉「加蓮、今なんて?」
アタシが訊ねると、加蓮は恥ずかしそうに顔を逸らしつつ……。
57: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/15(月) 20:09:53.05 ID:yDTGVauQ0
しばらくそのまま加蓮を撫で続けていると……加蓮が急にアタシの方を振り向く。
加蓮「ねぇ、お姉ちゃん」
58: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/15(月) 20:10:21.65 ID:yDTGVauQ0
美嘉「奈緒ちゃん、覚悟はいい?」
奈緒「よくないっ! よ、よせ、美嘉! こ、こっち来るなぁっ!」
59: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/15(月) 20:11:21.53 ID:yDTGVauQ0
奈緒「ちょ!? み、美嘉、あたしを騙したなっ!?」
美嘉「ごめんね、奈緒ちゃん。でも素直じゃない妹には、こうするのが一番かなって」
60: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/15(月) 20:12:42.92 ID:yDTGVauQ0
*
数分後。
61: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/15(月) 20:13:35.90 ID:yDTGVauQ0
奈緒「や、やっと終わった……」
美嘉「奈緒ちゃんの髪ってもふもふしてるから、梳かすのすごい気持ちよかったよ★」
62: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/15(月) 20:14:14.98 ID:yDTGVauQ0
そして、2人の言葉に……その言葉の意味に気付き、アタシは頷く素振りをする。
美嘉「言われてみれば……確かにそうかもね。じゃあこれからは加蓮と凛だけを構うことにしよっか」
63: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/15(月) 20:14:56.75 ID:yDTGVauQ0
奈緒「あ、あの……えっと……」
気にも留めないので、奈緒ちゃんがおろおろしているのにも気付かない。
64: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/15(月) 20:16:13.90 ID:yDTGVauQ0
美嘉「さて、じゃあアタシはもうそろそろ行くね。レッスン終わった頃にまた来るから」
凛「うん、待ってる」
65: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/05/15(月) 20:17:08.94 ID:yDTGVauQ0
アタシは立ち止まり、奈緒ちゃんに体を向ける。
美嘉「奈緒ちゃん? どうしたの?」
180Res/103.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20