城ヶ崎美嘉「お姉ちゃんを目指して」
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177: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/08/16(水) 14:14:08.30 ID:WuP1kltU0

とりあえずそれは放っておいて、アタシは桃華ちゃんたちに明るく笑いかけた。


美嘉「ね、どうかな、妹。絶対幸せにするよっ★」

仁奈「妹でごぜーますか?」

千枝「美嘉さんの妹は莉嘉ちゃんじゃ……?」

桃華「日本語でしたのに、発言の意味が全く理解できませんわ……」

薫「かおるたちも、妹になれるのー?」


薫ちゃんがそんなことを訊いてきたので、アタシは頷いて返す。


美嘉「もっちろん! アタシをお姉ちゃんって慕ってくれる子は、みんなアタシの妹だからね★」

薫「そうだったんだー!」

ちひろ「ちょっと美嘉ちゃん? 何を純粋な子たちを騙そうとして―――いや違う!? この一点の曇りもない澄んだ瞳……まさか本気でそう思っていると言うの!?」


アタシの顔を覗いてきたちひろさんが、戦慄が走ったような表情で意味不明なことを口にしている。
どうしたのか少し気になるけど、今はスルー。


薫「じゃあかおる、妹になるー!」

仁奈「仁奈もなるですよー!」

桃華「薫さん!? 仁奈さん!?」

千枝「そ、そんな簡単にいいの?」

美嘉「ありがとー★ 薫ちゃん、仁奈ちゃん!」


さっそくアタシは、妹になってくれた2人をなでなでしようと―――して、髪に触れる直前で手の動きを止める。


薫「どうしたの?」

仁奈「この手はなんでごぜーますか?」


2人がきょとんとした顔を向けてくるも、アタシはそこから先に手を動かせない。
とんでもない事実に気付いたからだ。


アタシの手に、砂がこびりついている……!




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