136: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/06/12(月) 00:31:23.47 ID:m+2Lak1/0
美嘉「!」
私の言葉に、美嘉さん―――お姉ちゃんは一瞬驚いたような表情に。
でも、すぐにそれは柔らかい表情へと。
美嘉「……うん、おやすみ」
悠貴「……おやすみっ」
お姉ちゃんと笑みをかわしてから、私は仰向けに体勢を変え、目をつぶる。
耳に入ってくるのは、私とお姉ちゃんの小さな呼吸音だけ。
なんだか、穏やかな気持ち。
風邪をひいているのに、今日はぐっすり眠れそう。
お姉ちゃんがあんなに親身に看病してくれたんだから。
きっと明日にはもう、風邪なんて治ってる。そんな気がする。
だから、『ありがとう』は、明日にとっておこう。
それで元気になったら……お姉ちゃんを、ランニングに誘ってみようかなっ。
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