73: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/11(木) 00:52:02.87 ID:Tww0axjQ0
「味方だ!味方の戦闘機だ!!」
「援軍だ、助けが来たんだ!!やった、やったぁああああ!!!!」
周りでは、予期せぬ“白馬の王子様”の登場で誰もが歓声を上げている。感極まって泣き出している奴も少なくない。
空の方でも、俺たちの存在に気づいたらしい。わざとらしく旋回して俺たちの真上で宙返りをしてみせると、ユーロファイターは再び悠々と南へ戻っていった。
周りの奴等はその姿を見ながら、なおも歓声や指笛を贈っている。
『オオアアアアアアアアアアッ!!!』
そして、ユーロファイターが帰還した後も南での戦闘音は止まらない。砲声、爆発音、非ヒト型の咆哮や断末魔が途切れることなく上がり続け、大規模な攻防戦が発生していることを示唆した。
('A`)「………」
観測班の見間違いではない、どれほど少なく見積もっても連隊規模の味方増援軍がベルリン南に展開を開始している。
俺はそこまで確認すると、再びテントへと駆け戻った。
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