54: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/10(水) 00:37:23.52 ID:/QEg56gn0
(#'A`)「状況知らせ!!」
「防衛線全域において未だ敵機の投弾・損害発生報告無し!」
「墜落機の直撃を受けて家屋が一部倒壊も影響ありません!敵航空隊、大損害を受けて攻勢が鈍化しています!」
雲霞のごとき大編隊に襲われているとは到底思えない、あまりにも順調な戦況推移。だが、そこで手放しで喜ぶような間抜けな真似はしない。
此方にとっての優勢は、敵にとっての苦境。俺たち人間がそうであるように、深海棲艦も「現状を覆すにはどうするべきか」を考えるはずだ。
('A`)「……っ」
深海棲艦の立場になって考える。上方からの攻撃は悪天候の影響もあってまんまと誘い込まれた形になり、対空射撃によって攻撃の体さえほとんど為していない。この状況をどう打破するか。
数を更に増やすか?いや、無意味とまではいかないが効果的じゃない。
そう、俺なら。
『────ォオオオオオオオオォオオオッ!!!!!』
「高層観測班より報告!!トレプトゥ=ケーペニック区で非ヒト型深海棲艦の出現を確認!!
艦種は軽巡ホ級が三体、内1体はflagshipです!!」
俺なら、攻撃面を一つ増やす。
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