('A`)はベルリンの雨に打たれるようです
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477: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/29(木) 12:30:30.64 ID:8fhCldZ+0
( T)「……はい、はい、ああ、うん、解った。ああ、そんじゃあ現地で」

( T)「ああ待て!!ちょっと電話代わるから!!」

電話を切ろうとした奴を止め、スマホを時雨に渡す

( T)「ロマだ。嫌がらせしろ」

時雨「任せろ。もしもしいぼ痔マン?時雨だy切ったよあの野郎」

( T)「連れねえな……」

時雨「白露型一の美少女にこの仕打ちは無いんじゃないかな?」

( T)「やかましい」

叢雲「ロマさんもアンタらのお遊びに付き合うほど暇じゃないんでしょ」

電話の相手は、海上自衛隊一等海尉にして『海軍』准将
百隻の深海棲艦を相手取り、犠牲者0で快勝した『イツクシマ作戦』の立役者にして
かつて戦場を共にした旧知の仲であり、キングダム初期の軍師になる前の河了貂萌えのド変態クソ野郎

( ФωФ)

杉浦六真である
勝手見知った仲からは、『ロマ』と呼ばれている

( T)「ロシアかぁ〜〜〜〜……またややこしい場所でよォ〜〜〜〜……」

叢雲「ウチが駆り出されるって事はよっぽど切羽詰まってるようね」

( T)「リスボン沖以来どこもかしこもガタガタになってんからなぁ……」

そろそろかとは予感していたが、実際指令が来ると気持ち的にしんどい
無駄に数だけは多いクソザコ深海ナメクジの癖に俺を煩わせないでほしい。無条件で死んでほしい

( T)「ハァ〜〜〜〜〜〜……時雨」

時雨「ヤダ」

( T)「ピロシキ食いに行くぞ」

時雨「絶対ヤダ」

( T)「行くぞ」

とは言え、これも仕事だ

( T)「叢雲、六人ほど見繕ってくれ。派手な戦だ。とびきりイカれた連中を連れて行く」

叢雲「既に。はい」

叢雲は小脇に抱えていたタブレット端末を差し出す
こいつの仕事の早さには毎回舌を巻く。俺いらんのとちゃうか?

( T)「ハハァ、ご機嫌なメンバーだ。お相手が可哀想にならぁ」

叢雲「とっくに収集掛けて会議室で待機させてるわ。さっきすれ違った不知火も今し方」

( T)「よし、ブリーフィングが済み次第状況開始だ」

時雨「本当に僕も行くの?」

( T)「行くぞ」

時雨「おやつは何百円まで?」

( T)「遊びに行くんじゃねえんだぞ。だが、まぁ……」

( T)「千円まで許可する」


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