43: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/09(火) 13:41:17.86 ID:B042YGid0
(=゚ω゚)「とにかく、まずシュプレー川以東の防衛線は死守するよぅ。二人は避難してくる民間人の保護と合わせて、最激戦区になる可能性が高いフリードリッヒスハイン区の防衛指揮を─────」
元の口調に戻りながら、なおも指示を出していたイヨウ中佐。
('A`)「……………」
だが、それを遮るようにして何の前ぶれもなく。
ξ゚听)ξ「………」
外で、甲高いサイレンが鳴り響く。
('A`)「………中佐、一応聞きますが今のは」
(=゚ω゚)「空襲警報だよぅ」
正直違っていて欲しかったが、残念ながら予想は大当たりだった。
(=゚ω゚)「交通整理用の拡声器と音声テープを組み合わせた簡易な奴だったけど役に立って良かったよぅ。ま、そろそろ来ると思ってたよぅ」
「中佐!!」
テントを跳ね上げて歩哨が一人駆け込んでくる。
一瞬、不安げな人々のざわめきとこれを制止する兵士達の叫び声が入り交じったものがテントの中を満たす。
「高層警戒班より緊急連絡!!北西よりベルリンに向かって飛来する何かの“群体”を捕捉したとのこと!!
おそらく深海棲艦の戦闘機、到着予想時刻は6分後です!!」
(=゚ω゚)「展開中の全部隊に対空戦闘の準備を指示……それと君、余っている軍服とアサルトライフルを二人に。
あぁ、マントイフェル少尉、デレ中尉、1分で用意して外へ」
イヨウ中佐はそれだけ言うと、軍帽を被りテントから出て行く。
(=゚ω゚)「さぁ、“僕らの仕事”の時間だよぅ」
496Res/494.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20