425: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/26(月) 00:38:16.03 ID:xO5NyUVn0
『───! ───!!』
(;'A`)「……っ!」
右手後方で“気配”を感じ、ハンドルを握る手に力を入れる。俺が車体を左に寄せたのと、二度の砲声は同時だった。
本来進路上だった箇所で上がる二つの爆炎。ぱらぱらとコンクリート片が降り注ぐ。
『─────!』
(;'A`)そ「危ねぇっ!?」
すぐさま、真後ろに着いたもう一台から機銃掃射が放たれる。此方もハンドルを即座に右に切り、射線から逃れる。
(;゚A゚)「───どわぁっ!?」
がつんっと前輪に衝撃が走り、ひっくり返って転がっていた軽自動車を踏み台に再びバイクが宙を舞う。胃がひっくり返りそうな浮遊感をたっぷり一秒ほど味わった後、縮み上がった“タマ”を突き上げるようにして車体が地面を踏みしめた。
(; A`)「────っの!」
悶絶したくなるような痛みだったが、聞こえてきた打撃音がそれを許さない。
エンジンのギアを上げて加速する。猛スピードで路を駆けるバイクの直ぐ後ろ、ほんの1メートルほどの位置にさっき俺がジャンプ台にした赤い軽自動車が突き刺さった。
また車体を左へ。道路脇の家屋に砲弾が直撃し、飛んできた瓦礫も回避するため一瞬歩道に乗り上げる。放置された露店の木箱数個を踏みつぶし、道路に戻る際に台を足に引っかけて蹴倒す。
道路に散らばった幾つかのくだものを踏みつぶして、チ級達はなおも追ってくる。……違法改造バイクがベースになっているためか、どうも基本速度は向こうが上のようで差が詰まり気味だ。
(;'A`)(このまま肉薄され続けたら回避が間に合わなくなる………なら!)
意を決し、俺は次の十字路が眼に入った瞬間にハンドルを切り左に曲がった。
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