293: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/02(金) 00:31:25.97 ID:qucG80lV0
(メメ<●><●>)「おや少尉、悪運強く生き残っていたようで何よりです」
(メ'A`)「あぁ全くな。死んでた方が永久休暇で楽だったかも解らん」
駆け寄ってきたティーマスの手を取り立ち上がりながら、自身の身体の状態を確認する。……幸い致命傷はや動けなくなるような怪我は負っていないが、呼吸が苦しく腕に断続的な鈍い痛みがある。さっきツンにはああ言ったものの、実際に「無事」なのは命だけといったところか。
('A`メ)「ベーデカーとツーは無事か?」
(メメ<●><●>)「軍曹は気絶していましたが軽傷です。建物の残骸に運び入れて安全を確保しました。
アハッツ伍長は……」
(*メ゚∀゚)「無事だ!!」
Σ('A`メ;)「うおっ!?」
予期せぬ場所から出た声にびくりと震える。見れば、ティーマスの右手に小柄な軍服姿の人影が抱えられていた。
(メ;'A`)「まぁ無事なのは何よりだ……サイ大尉、他の奴らは!?」
(メ//‰ ゚)「少なくとも今の爆発では欠員がない!軽傷者数名といったところだ!!」
('A`)「なら何とかなるな。各位速やかに隊列組み直して戦線の維持を!!このまま次の敵襲が来たら一溜まりもないぞ!!」
「「Jawohl!!」」
「「Yes sir!!」」
(メ#'A`)「前衛各班、状況速やかに報告せよ!!」
《ニ班より指揮車、Mi-24の支援射撃によりイ級の撃沈を完了!戦力再編完了しました!》
《こちら三班、深海棲艦の撃沈に成功も支援に入ったMi-24は敵の対空砲火により撃墜されました。乗組員は全滅です》
《四班、何とか立て直しました。Mi-24も健在!》
《五班同じく!》
崩壊寸前だった戦線は何とか立ち直ったらしいが、投入された戦闘ヘリは早くも二機撃墜されている。
敵の反撃が予想以上に迅速で、かつ激しい。流石に国外からの、それも艦娘戦力を保有していない国家からの陸空の援軍は向こうにとっても巨大な計算外の筈だ。が、こうもすぐ態勢を建て直されると少し辟易する。
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