('A`)はベルリンの雨に打たれるようです
1- 20
291: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/06/02(金) 00:17:05.12 ID:qucG80lV0







頭上で鳴り響く俺達への福音は、ミサイルと戦闘機だけでは終わらなかった。

《────前線各位、衝撃に備えろ!!

弾着、今!!》

観測班からのそんな声と共に、十何発もの砲弾が───迫撃砲などとは比べものにならない威力を誇る、152mm 36.6口径榴弾が豪快に唸りながら飛来する。

空気が、地面が、巨大な炸裂音と共に震えた。砲火を諸に受けた深海棲艦達の悲鳴や呻き声が一瞬響いたが、連続する爆発音に奴らの声すら飲み込まれていく。

《ケーペニック区よりCP並びに前線指揮車、ポーランド陸軍の自走砲隊が展開を完了!前線への支援砲撃を開始!!》

《こちらリヒテンバーグ区、レオパルト2PL並びにPT-91【トファルデ】が戦線に合流しました!このまま既存の装甲戦力との合流に移らせます!!》

《CPより前線各隊、攻撃ヘリ部隊が我々の上空を通過して其方に向かった。後数秒もせず攻撃が行われるはずだ、巻き込まれないよう注意しろ》

(;'A`)そ「おわっ!?」

(;//‰ ゚)「伏せろ、それと下がれ!! Go back!!」

オペレーターの台詞の途中から聞こえてきた、雷鳴を思わせるヘリコプター独特のローター回転音。低空を飛んできたポーランド軍保有のMi-24………所謂“ハインド”が滑るような動きで俺達の頭上に現れた。

『ォオオオオオオオオッ!!!?オォッ……オォォ………』

ホバリング飛行から放たれるチェーンガンと対戦車ミサイルによる猛攻。既に満身創痍になっている通常種の駆逐艦が耐えきれるはずもなく、ものの数秒の攻撃でハ級は息絶えぐたりと倒れて動きを止める。

「く、Clear!!」

海兵隊の一人が我に返って叫び、その声が俺達に「大規模な援軍の到着」という現実をようやく明確に認識させた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
496Res/494.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice