275: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/30(火) 00:43:40.44 ID:oJKoS9010
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( ゚∀゚)《………ジョルジュ=オッペルよりPrinz Eugen-09、そんな遠距離の深海棲艦機を“視認”だと?冗談言うな、幾ら妖精の眼がいいからってんなことあり得ねえぞ》
《一機一機を視認したわけではありません、AR-196妖精の視界が捉えたのは深海棲艦機の“編隊”です!!》
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( ゚∀゚)《》
( ゚д゚ )《………何てことだ》
報告の意味に気づき、ジョルジュが絶句する。ミルナ中尉の、打ちのめされたような呆然とした呟きが無線から漏れる。
受け入れたくない悪夢のような現実を、プリンツは震える語尾を抑えながら俺達の鼻先に突きつけた。
《敵の編隊規模が多すぎて、西の空で巨大な黒雲のようになっています!数は解りません、どれほど少なく見積もっても2000機を優に超えるとしか答えようが………。
空が三分に敵が七分、空が三分に敵が七分!!》
('A`)「………」
( <●><●>)「………少尉、何か策を」
('A`)「…………今、考えてる、けど」
こちらの予想規模を圧倒的に上回る、まさに雲霞の如くとしか形容が出来ない艦載機の接近。深海棲艦が意図していることはすぐに解った。
爆撃や機銃の狙いが低空突入しなければ定められないのなら、狙う必要が無いほどの膨大な火力を投入して全てを焼き払えばいいというある意味で単純明快な理論。
即ち、絨毯爆撃。
('A`)(どうやって、北部はまだ完全に制圧されたわけじゃ、フランスやイギリスへの対処も、ベルリンの艦娘潰しが奴らにとってそれだけ、いや、理由はいい、策を、あぁ、でも)
見えない。
打開する策が、見えない。
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