268: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/30(火) 00:23:45.49 ID:oJKoS9010
『オォアア───グァッ!?』
「Enemy down!! Enemy down!!」
「Los, Los!!」
最後の一隻となったイ級が戦場から逃れようとするが、既に大破しているその身体で逃げられるはずもない。踵を返そうとしたところに横っ面から数発のミサイルとロケット弾が叩き込まれ、断末魔と共に倒れる。すぐさまイ級達“1-1艦隊”の周囲に、ドイツ兵と海兵隊が小銃を構えて群がる。
生死を確かめるために、頭部や砲塔、眼など奴らが敏感に反応する箇所に弾丸が撃ち込まれた。
「轟沈を確認! Street Clear!!」
(#//‰ ゚) 「負傷者の確認急げ!!重傷者は速やかに後方に下げろ!!」
('A`)「ベーデカー軍曹、他の部隊の状況は!?」
「ニ班〜四班も後続部隊との合流、戦力の再編を完了しています!」
('A`)「よし、各班に戦闘態勢を維持、指示があるまで待機するよう伝えろ!」
「Jawohl!!」
フランス広場を中心としたシュプレー川以西への橋頭堡の建設と戦力の集結は、深海棲艦側の主力艦隊もある程度は動きとして掴んでいたはずだ。しかしながら艦娘や戦車、プーマ戦闘車、迫撃砲などに動きがなく渡河したのはほぼ歩兵とまともな重火器を装備していない軽車両群とあって、奴らは案の定「即時の対処必要無し」とみなし此方の後衛に火力を集中させた。
結果、非ヒト型なら十分なダメージを与えうる対装甲火器が集中配備された打撃部隊をほぼ大きな損害無しで最前線まで引き込むことに成功している。
ここまでは、順調。作戦の第一段階はほぼ完全に成功した。
('A`)「………ツン、レオパルトとプーマ全車両の発進を準備させておいてくれ。
Prinz Eugen、水偵による上空警戒厳と為せ!ベルリン西部のあらゆる動きを見落とすな!」
ξ゚听)ξ《了解!》
《Jawohl!!》
問題は、ここからだ。
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