248: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/24(水) 00:18:20.65 ID:FI3x2H040
('A`)「先遣機動部隊2〜5班の被害状況は!?」
(*゚∀゚)《各班からの損害報告無し、まだまだ行けそうだぁ!》
('A`)「よし、指揮車より機動部隊各班、後続待つな!突貫、突貫!!」
《《《Jawohl!!》》》
(*゚∀゚)《その言葉を待ってたぜお客さぁん!!アッヒャァーーー!!!》
ツーが歓喜の叫びを、6気筒ディーゼルエンジンが獰猛なうなり声をそれぞれ上げる。
雨水を蹴立てて急加速した三台のエノクが、引き絞り放たれた矢の如く広場から飛び出した。
('A`;)「……お早い到着だな」
突撃再開から30秒と経たないうちに、空から降ってくるレシプロエンジンの低い音。何十機分もが重なって響いてくるそれらの一部が、此方に近づいてくるにつれて様子を変えていく。
獲物を見つけた歓喜を現すように一瞬ひときわ大きな音をまき散らした後、甲高い風切り音を唸らせつつ“奴ら”は一斉に高度を下げ始める。
高度を下げるにつれて、音は更に悪魔の襲来を知らせるサイレンに、そして、俺たちに死への旅立ちを促すラッパの音に。
《敵機直上、数は5!!急降下きます!!》
(#'A`)「機銃仰角最大!全車対空射撃開始!!」
火を噴く三挺のラインメタル。“ジェリコのラッパ”を高らかに吹き鳴らしながら駆け下りてきた【Helm】の編隊に火線が突き刺さり、先頭を飛ぶ一機が火を噴いた。
だが、撃墜機を追い越す形で加速突出した別の一機が弾幕をかいくぐる。
('A`;)「散開回避!!」
懐に飛び込んできたHelmが両脇に抱える、二つの爆弾の片割れが切り離された。かつんという軽い音を立てて、爆弾はそのまま地面に突き刺さった。
(;'A`)「───っぐ!!」
(;*゚∀゚)《ひょおあっ!?》
轟音と閃光。視界が一瞬白く染まる。
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